コラム
再生(リサイクル)トナーは 純正より大幅にコストが
再生(リサイクル)トナーは 純正より大幅にコストが安いです
私が携わったころ 3000以上の機種があると言われてましたが
その価格は
平均的に半額以下は当たり前
80%OFFになる機種も珍しくありません
しかも A3のビジネス用機種になると
純正品価格が 40,000~60,000円/本くらいはします
それが10000円以下で購入できるような状況です
はっきり言って 業界内での競争が激しすぎて
このような価格になってしまいました
ネットに至っては 3,000円台で購入できるものもあるようです
ここまで 販売価格が下がってくると
品質が落ちても仕方ありません
この販売価格では 部品の質も上げられないからです
こういう風に話すと気が付く人もいるかと思いますが
そもそも 再生とか リサイクルという名前は
カラになった 使い切って交換した 純正のトナーカートリッジを
再利用するからこの名前になったと私は認識しております
再生品を作るのは トナー以外に カラのカートリッジ(=エンプティ)・ブレード・ドラムPCR等いくつかの部品が必要です
それらの部品は トナー・インク同様に 日本国内および海外でも
その専門の技術のある会社・工場で作られています
再生トナーとかリサイクルとか トナーやインク部品を使いまわしているのではなく
全て 専門工場で作った 新品という事です
価格と品質はほぼ比例の関係にあります
各々の部品で価格と品質があるのです
大まかに説明すると 純正品が最高品質で最高価格という事です
その業界の購入者に 選択肢を作ったわけです
私は 再生品は 一定数 貢献できる層があると思いました
純正品と一定のシェアで住み分けできると思っていました
メーカーの人もこの内容を詳細に知っている人は 少ないと思います
今から30年ほど前
独立して コピー機の販売を始めたころ
純正品以外に 『安いトナー』がある事を知りました
当時 私は 純正品しか扱ってなかったので
機械を壊す 粗悪なものという認識しかなくて
『海賊版トナー』『廃トナーが混じっている』『残ったトナー古いトナー集めたもの』
とか とにかく悪いイメージしかありませんでした
なぜなら 純正品の仕入れに比べて かなり安かったからです
しかし
その営業とは長く付き合ってる間に 信頼関係ができてきて
『汎用トナー』の事を詳しく聞いて
自らも調べてみることにしました
再生トナーカートリッジ
リサイクルトナーカートリッジ
と言われて 現在は一定の認知度もできたかなと思いますが
日本で その普及率は 20~25%です
これだけ金額が安いのに 純正品の本数を抜くことはおろか
30%も超えた時代はないと思います
直近の数字はこちら 情通新聞 2023年5月29日号
2020年 2021年 2022年
新品本数 15,618,000 14,749,000 14,106,000
再生品数 4,286,000 4,087,000 4,072,000
合計(本) 19,904,000 18,836,000 18,178,000
再生品シェア 22% 22% 22%
業界はかなり厳しく
いわゆる斜陽産業ではありますが
以下 業界団体のウェブサイトより
活動内容を紹介します
一般社団法人日本カートリッジリサイクル工業会は、プリンタのトナーカートリッジリサイクル事業を行う国内外の製造業・関連企業の会員で構成された我が国唯一の工業団体です。環境に配慮した高品質なリサイクルトナーカートリッジを供給できるよう、次の 3 つの方針に基づき活動しています。
1.信頼性向上
2.環境・社会貢献
3.法の遵守
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私自身が このビジネスを始めるにあたって
関東の工場に1か月間 トナーまみれになって作ってきたから
わかるんです
どんなに丁寧に 良い商品を作ろうとしていたか
もちろん粗悪品もたくさん流通していたことも確かです
販売価格の低下で 当初予定していた品質の商品が作っても
売れなくて ビジネスにならない悔しさも 知っています
でも私の仲間たちの作るトナーは
限られた厳しい予算の中で
このような体制で作っていることを
お伝えさせて頂きたいのです
弊社も数社との取引で30年近くトナー/インク製品を扱っています
最も長い弊社の取引工場の取り組みの一部を紹介します
当社は再生トナーの品質向上に取り組み、お客様に高品質な製品を提供することを大切にしています。以下は品質向上のために実施している検査や試験の一部です。
1. トナー粒径・形状測定: トナーの粒子サイズと形状を厳密に測定し、
最適な印刷品質を保証します。
2. トナー密度測定: トナーの密度を確認し、印刷の均一性を確保します。
3. トナー色濃度・階調性測定: 印刷時の色濃度と階調性を評価し、美しいグラデーションを実現します。
4. トナー定着性検査: 印刷物の耐久性を確認し、印字が剥がれないことを確保します。
5. トナー熱凝集性測定: 高温環境下でもトナーが凝集しないことを確認し、印刷品質の安定性を確保します。
6. PCR電気抵抗測定: 部品の帯電性を評価し、印刷カブリを防ぎます。
7. 感光体膜厚検査: 寿命に耐える感光体を確保し、長寿命のカートリッジを提供します。
8. 振動試験: 輸送中の振動に耐える設計を確認し、製品の信頼性を向上させます。
9. 連続印字試験: カートリッジの寿命までの連続印字を通じて品質を確認します。
10. 特殊用紙印字試験: 厚紙や特殊用紙でも高品質な印字を確保します。
11. 特殊環境印字試験: 厳しい環境条件でも印刷品質を維持し、お客様のニーズに応えます。
12. レビュー(官能試験): ISO/IEC 19798に準拠し、装置測定と目視評価を組み合わせて品質を確認します。
これらの検査と試験を通じて、当社はお客様に美しい印刷品質と高品質な再生トナーを提供するために努力しています。品質向上は当社の優先事項であり、お客様の満足度向上に向けて取り組み続けます。